ようこそ九州大学総合理工学府/工学部融合基礎工学科 Kin Labo. のウェブサイトへ

「きんラボ」とお呼びください
きんけん、と読むと某大学の某金属の研究所が連想されておそれおおいですので

九州大学本部/筑紫キャンパスで実施しているサイエンスコミュニケーション活動についてはこちら

News

2023年4月  研究室メンバーに新M1の衛藤くん、麻生くん、新B4の川野賀くん、田中くんが加わりました!がんばっていきましょう!

2023年3月18日  金准教授、Hamid Basiri (D3)および卒業生の佐藤光流さんが応用物理学会で以下の成果発表を行いました。

H. Sato:  工学応用に向けた環境中宇宙線ミュオンのエネルギースペクトル計測システム
H. Basiri: Magnetic field imaging by cosmic-ray muons (Magic-μ) – Simulation of magnetic fields in scattering muography –
T. Kin: 宇宙線ミュオンを用いた磁場イメージング (Magic-µ) ー透過法による巨大磁場のシミュレーションー

2023年3月14日  金准教授が原子力学会春の年会で、参画している英知プロジェクトの成果について「β、γ、X線同時解析による迅速・高感度放射性核種分析法の開発
(4)機械学習を用いた試料中ガンマ線放出核種の迅速識別」というタイトルでタイトルでシリーズ講演の4番目で報告しました。

2023年2月  東京大学との共同研究の成果に関する論文がJournal of Applied Geophysics誌に掲載されます。すでにこちら(https://doi.org/10.1016/j.jappgeo.2022.104920)でオンライン公開されており、どなたでも無料で読むことができます。内容は地中空洞を宇宙線ミュオンによって透視する際のデータ解析法について、機械学習を含むさまざまな手法を検討した結果についてです。

医療などに活用される有用な放射性同位元素の製造技術の実現に向けて、加速器実験やデータ解析に取り組んでいます。特に究極の個別改良といわれているセラノスティクスで有望視されている放射性銅の製造や薬剤輸送システムに着目した研究を進めています。

詳細は「研究紹介」からご覧下さい。

宇宙線ミュオンによる大型建造物の透視 (ミュオグラフィ)
磁場の可視化 (Magic-µ)

宇宙から飛来する高エネルギー素粒子ミュオンを利用して、ビルや地下構造物などを透視し、社会安全に貢献する技術を開発しています。また、従来不可能だった核融合炉などの巨大磁場の可視化、磁性体に囲まれて磁束が計測対象の表面から外にでないモーターの様な対象の内部磁場を検出できる可能性を検討中です。

詳細は「研究紹介」からご覧下さい。

近年、職業科学者によるサイエンスコミュニケーションや非職業科学活動であるシチズンサイエンスの進展が、社会の科学技術の進歩や文化の醸成に欠かせなくなってきています。本研究室ではその波に乗り遅れぬよう、積極的にこれらの活動に取り組んでいます。

また私たちの属する科学分野の知見を社会に浸透させることは、私たちの実施している研究の社会実装を早めることと直結しており、自分自身や学生ののやりがいにも繋がります。

現在、金准教授は

九州大学社会連携推進室科学コミュニケーション推進G…通称Q-Stringの協力教員として、福岡市科学館で実施しているジュニア科学者養成コース「ニュートンコース」の講師や、本部で実施している「サイエンスカフェ@ふくおか」の運営などに加わっています。

学生も放射線に関連した出前授業や福岡市科学館の展示に関連した新聞社からの取材などで協力してくれています。

研究室の目指すところ

共に考え、共に歩む

現在の科学技術は日進月歩です。勉学を修めることも、研究を進めることもひとりでできます。しかし、共に考え、共に歩むことで知識や技術を得る速度は加速度的に向上します。

これらのためには、常日頃から自分が得た知識や考えを共有する場が必要です。雑学や研究に関係ないと思われる話題から新たな発想にたどり着くことは極めて多いです。

定例の活動

大学院(修士課程・博士課程)受験希望の皆さまへ

当ウェブサイトにお越し下さいましてありがとうございます。本学府では何通りかの入試方法がございます。そのうちいくつかは事前に研究室の教員に連絡しておく必要があります。また、一般入試のように、事前の連絡が必要がない受験方法でも研究室の見学は随時受け入れておりますので、遠慮無くご相談下さい。

教員のメールアドレスについては「メンバー」のところから確認できます。


卒業研究テーマを検討中のエネ科・融合学科学生の皆さん

せっかく近くにいるので、ぜひ見学にいらしてください!随時見学は受け入れています。学年も不問!遠慮無くご相談下さい。連絡先については、お手元の履修の手引きあるいは「メンバー」のところから確認できます。

ご挨拶

本研究室は、2022年度より粒子線物理工学教育分野の中のひとつの研究室として独立して活動する機会を頂きました。准教授ひとりで研究室を構えて活動することの大変さを色々な方から伺っておりますが、精一杯やっていこうと考えておりますのでよろしくお願い致します。

責任の伴う自由、ただし楽しむことを忘れない…をモットーに研究活動に勤しみます。

九州大学総合理工学研究院准教授  金  政浩

関連動画

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